【書評】世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド 八木 仁平 (著)

書評

「流れをよくする」
それが私がこの本のメソッド通りにして得られた答えでした。
(ブログのテーマにもなっています)

言葉使いは違うかもしれませんが
自分の
・好きなこと(興味)
・得意なこと(能力)
・大事なこと(価値観)
の3つをそれぞれ書き出していき
それらが重なる部分を探し出すという方法で
「本当にやりたいこと」を見つけていきます。

ちょっと乱暴に要約すると
「興味があって、得意で、価値を感じられる活動をすれば
爆速で成長し、お金も得られ、みんな幸せ」
ということが書かれた本です。

普通にやりたいことを探すときには「好き」が中心になって
(「好きなことで生きていく」みたいな)
特に「得意」の部分が抜けてしまうかもなぁと感じました。

「得意」というのは、
無意識に永遠に充実感を持ってやり続けられるようなことで、
無意識なので自覚すらなかったりします。

「あれ、他の人はできないのか」
と知って初めて気づいたりもします。

本の構成としては
各項目で質問に答えて、自分の興味・能力・価値観を確認していくのですが、
もしかしたら、ひとりでは進められない人もいるかもしれないと感じました。

私自身も友人・知人数名にこのメソッドを試してみたところ
途中で詰まることがありました。

そこで自分なりにアレンジしたのは

・本書では「大事なこと」→「得意なこと」→「好きなこと」の順になっているが、
逆にして、「好きなこと」→「得意なこと」→「大事なこと」の順に質問する

という点です。

いきなりその人にとっての「大事なこと(価値観)」の話をするのは、
抽象度が高すぎて、とっつきにくい感じがしたからです。
また、先に「好きなこと」「得意なこと」を挙げておいた方が
価値観の話にも入りやすかったのです。

普段の雑談からしても、
話し始めは
「なにが大事なの?」
よりも
「なにが好きなの?」
の方が聞きやすいし、話しやすいですよね。
なんとなく。

おそらく、いきなり自分の話をするのは難しいのです。
「ラーメンが好き」は、自分の話ではなく、ラーメンの話ですが
「短時間で美味しいものを食べたい。せっかちなんだよね」というのは自分の話です。

あくまで私のまわりの数名についてだけですが、
質問の順を逆にしただけで、最後までたどり着けるようになりました。

そして、そのように目的達成の手順を考えたり、改善したり、
相手の活動の流れがよくなる手伝いをすることが
私の「やりたいこと」なのでした。

確かにモヤモヤがスッキリした一冊なので
何から始めたらいいのか分からない、という方はぜひ。

「途中で詰まった場合の小ワザ」的な物もまだあるので
別件で書くかもしれません。

(画像は Amazon.co.jp より)

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