前作に引き続き、超実用的な生活のコツが満載されています。私自身は部屋やカバンがごちゃごちゃになったり、モノを無くすことはほとんどないのですが、思えばタスクに取り掛かるのに時間がかかったり、雨の日はせっせとコインランドリーに通ったりしていたので、非常に参考になる点が多かったです。
つまりは、発達障害といっても、集団のどこかに線を引いて明確に区別できるものではなくて、誰にでも得意なことと苦手なことがあり、その種類と程度の差によって、たまたま社会でうまくいったりいかなかったりしているだけな気がします。
この本の素晴らしいところは、とにかく生活をまわすことを念頭に、扱っている「苦手なこと」の種類が幅広く、しかも「極端に苦手」な人を対象に書かれているので、結果的に、誰が読んでも「どこか一つくらいはめちゃくちゃ参考になる!」という仕上がりになっていることです。
本当に読んで損なしですし、個人的にはこの方の文章がとても好きなので、読み物として気持ちが良いです(これも私の”娯楽”の一つ)。ちなみに私がすぐにでも取り入れたいのは「机コックピット」と「何もしない椅子を置く」。家具を極力少なくしたいという気持ちから、生産性が落ちている気は薄々してました。特に自粛中に家では全く仕事ができない事実に直面したので、これから改善していくのが楽しみです。
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