2020-10

書評

【書評】見えている人も盲目である『目の見えない人は世界をどう見ているのか』伊藤 亜紗(著)

四本足の椅子から一本取ると転んでしまうけど、元々三本足で立っている椅子もある。 筆者が着目しているのはこの「三本足のバランス」です。 目が見えている人が目隠しをしても、それは目の見えない世界を体験したことにはならない。 ...
書評

【書評】これならやれそう、なライフハック『発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術』借金玉 著

発達障害(診断はADHD、自己申告ではASDも)の筆者が実体験を赤裸々に語りながら、「定型発達者」が作った社会システムの中、生きていくための知恵と工夫を伝授してくれる。 それらは単純明快、発達障害でない人が読んでもマネしたくてウズウ...
書評

【書評】手が2本しかないなんてかわいそう!?『みえるとか みえないとか』ヨシタケシンスケ(著)

子供が産まれてからはよく、「手が5、6本あったらなあ」と思っていました。 「ヒトの手が2本しかないってことは、大人数で子育てしろってことだ。ひとりで子育てするんだったら、もっと手が多い生物として進化したはずだ」とも。 この絵本...
書評

【書評】SDとSEの違いは?使い分けは?『実験で使うとこだけ生物統計1 キホンのキ 改訂版』池田 郁男 (著)

なによりこの本を読んで安心したのは「みんなちゃんと分かってないのか」ということ。 統計の本を読んだり、ネットで調べてもスッキリしない。私だけがアホなんだろうか。と何となく統計に後ろめたさを感じていましたが、どこを押さえて、どこ(主に...
映画

【映画】普通の毎日にありがとう『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』

好きな映画ベスト3に入る『ラブ・アクチュアリー(2003年)』のリチャード・カーティス監督、2013年の作品です。ラブ・アクチュアリーと同様、普通の日常系映画かと思いきや、実はSFで、代々男にはタイムトラベル能力が備わるという家系に生まれ...
ライフ

【子供と離れて暮らすあなたへ】子供と会えない8カ月に私がやったこと2 映画を見まくる

「舟を編む」「ラ・ラ・ランド」「日日是好日」「この世界の片隅に」「ちいさいお家」などなど、仕事も休んで映画を見ていました。それでも最初の方は続けて一本を見ることができず、朝30分くらい見て、寝て、昼30分くらい見て、寝て、というのを繰り返...
ライフ

【子供と離れて暮らすあなたへ】子供と会えない8カ月に私がやったこと1 とにかく休む

こどもに会えない。何をどうしたら会えるのかも分からない。そもそも私は今、こどもに会いたいんだろうか?ちゃんと愛情をもって接することができなかったから、今こうなってるんじゃないのか? とにかく休みました。これは、まずいと。このままでは...
書評

【書評】いざ!オンライン英会話『難しいことはわかりませんが、英語が話せる方法を教えてください! 』スティーブ・ソレイシィ (著), 大橋弘祐 (著)

英語..それは学生時代からずーっと影のようにつきまとって未だに私の平和を脅かす、愛すべきラスボス的存在でありました。逃げ回ってきたけども、話せるようになりたいんですよ。死ぬまでに一度は外国で暮らしたいし、できればヨーロッパがいいし、仕事で...
書評

【書評】ヴォレ!『運命の恋をかなえるスタンダール』水野 敬也 (著)

『夢をかなえるゾウ』の著者、水野敬也さんの本です。基本的な構成も『夢をかなえるゾウ』と同じで、ある日突然、(自称)恋愛神様(スタンダール)が見えるようになった主人公が、若干疑いながらもスタンダールのアドバイスに従って自分磨きをはじめ、運命...
映画

【映画】死ぬまでにこの映画を見る『最高の人生の見つけ方』

『あした死ぬかもよ?』を読んだ影響か、最近「人はいつ死ぬか分からんな」と思うことがあり、やりたいことを順番にやっている。その一つが「この映画を見ること」だった。冒頭の余命を宣告される時点からもう泣きっぱなし。前日にみたクレヨンしんちゃんの...
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