【書評】いかに自分でやらないか「勝間式 超ロジカル家事」勝間和代 (著)

書評

食器洗い機や掃除ロボットが一般家庭に浸透してきている昨今、それでもまだ「料理を自動で」という発想が自分になかったことに気づいた本です。自分でやらないと「手抜き」と言われる心配は、どうやら新しいものに対して起こる現象のようです。だって洗濯板の手洗いではなく、洗濯機を使うことを「手抜き」という人はおそらくいません。

この本を読んで即実行して、絶大な効果をあげ続けているのは料理に関する部分です。「人間が美味しいと思う塩分濃度は0.6%~0.8%!!」これ、すごく衝撃的かつ納得がいきました。いちいち計算するのめんどくさいと思われるかもしれませんが、簡単です。例えば味噌のパッケージに100グラムあたりの塩分量が10グラムと書いてあって、食材の重さ(水を含む)が500グラムだったら、30グラムから40グラムの味噌をとかせばいいのです。この範囲でさらに自分の好みとか、気分で濃度を決めればいい。

さらに買い物は同じくこの本で推奨されているネットスーパーに切り替えたのもあり、スーパーのお惣菜を買う頻度が目に見えて減りました。だって家で作った方が簡単で安くておいしい。外食をする理由がほぼ無くなってしまったのです。今では外食は人と会う時だけ楽しみ、平日はあくせく買い物に行くこともなく、レンジかオーブンでほったらかし系自炊です。それを音楽をかけて照明を落とした部屋でのんびり食べる至福。子供が来たり来なかったりの時も、夕食の支度にバタバタすることがありません。本当にいいタイミングでこの本を読めてよかった。日々の生活サイクルが劇的に、簡単に、改善された本。

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