不登校の話。

なんでもいいから自由に話して。

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昔々あるところに学校に行っていない子供がいました。

毎日昼頃に起きて笑っていいとも(懐かしいな)を見たり、気が向いたときだけ猫をかわいがったり、ばーちゃんと喧嘩したりしていました。

時々、夕方にふらっと学校に行って、担任の先生とキャッチボールをしたり、校長先生とキャッチボールをしたりしました。

遊びに誘ってくれる友達もいました。よくその子の家でポケモン赤・緑をして、その子のお母さんに「ポケモンばっかりしてたらボケモンになるで!」と言われました。

ぶっちゃけもう学校に行けそうだと思っていました。でも最初に登校して「あれ、あの子来てる!?」みたいな感じになるのが嫌でした。その瞬間はすっ飛ばしてみんなが自分の存在に慣れた頃から始めさせてほしいと思いました。

学校に行ってなかった期間を、なかったことにしたかったのです。その時5年生でした。中学になると他の小学校から上がってくる子もいるので、リセットするチャンスでした。「別に普通に小学校卒業しましたけど?」というフリをするならここだと思いました。(同じ小学校の人にはバレバレですけど)

そんなこんなで6年生の一学期から復帰しました。勉強はついていけました。ポケモンを一緒にしていた子とは同じクラスになっていました。クラス分けというのはランダムなくじ引きではなく、先生の意図や配慮が入っているのだと知りました。

6年生で復帰した一番の狙いは修学旅行に参加することでした。中学で別の小学校の人たちと「修学旅行どこに行ったか」という話をするためでした。小学校レベルの人間関係やイベント遂行能力は修学旅行に行っておけばひととおり達成できたと見なせるのではないかと、小学校レベルの頭で考えました。

今思うと、アメリカ生まれの牛でも日本で育てれば「和牛」、みたいな発想でした。とにかく経歴をごまかしたかったのです。

その狙いは当たりました。平和で平穏な中学生になりました。その後、高校生以降の人生では根本的に他人に本心を見せられないところ、というより自分で自分の本心をわかっていないところ、自分の至らなさをごまかしたいところ、全然人生に向きあえていないところ、などなどが露呈してえらい目にあいますが、それはまた別のお話。

「自由に話して」というお題でなぜ不登校の話が出てきたのか意外でした。何かの心理テストでしょうか。強引に一言でいえば、これは「私はものすごく運がよかった」という話です。

学校に行ってなくても(良くも悪くも)ほったらかしな家族。のほほんとキャッチボールをしてくれる先生たち。世話やきでコミュ力おばけな友達(中学から疎遠になってしまいました。元気でいるといいな)。

勉強についていけたのもまったく自分の手柄ではありませんでした。2歳上の兄がいて、ブツブツ呪文を唱えているなと思っていたらそれは九九で、自分が習った頃には暗記していました。親が学研の「科学」と「学習」を購読してくれていて、毎号兄の分と自分の分の計4冊を読むのが自然と小学校範囲の予習、復習になっていました。

【以下、ふんわりとしたまとめ】

適当に配置されたブロックにはその時その時に必要なだけのアイテムやコインが入っていて、ただ順番に叩いていればよかった。なんにも考えてなかったし、そのブロックを置いてくれた人たち(もしくはもう少し大きな存在)に思いが及ぶこともなかった。そんな子供時代でした。

本当に感謝しか無い。

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