同居人は欲しいものがたくさんあって私はそれを提供できない。
持ってるものはすべてかき集めて渡したつもりだけど、いつもそれでは足りなくて、もっと無いのかと聞かれることの繰り返しで、今在庫切れです。
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鬼滅の刃でもそういうセリフがあったけど、幸せを入れる箱に穴が空いているんだよ。
人からもらおうとするから、その人がどれくらいくれているのか知らないから、箱に少ししか入ってないのを見て足りないって思うんや。
その箱には一回、自分で入れてみないと、入れた量の割に溜まっていかない、っていう経験がないと、穴が空いてるんじゃないか？って考えにはまず至らない。
お前がそうやったみたいにな。ずっと欲しがるばっかりで、出会った人はみんなたくさんくれてたのに、お前は全然気付かなかった。自分ではなくて人のことばかり見てたからな。
自分で自分を幸せにしようと、いろんな試行錯誤をしてみて、自分の箱に穴が空いてないか点検もして、誰かに特別に好かれたいってところに欠陥があるんだなぁって発見したりして、ようやくお前の箱はまともになってきたところなんやから、他人の幸せの供給を一人で担うなんてそんな重いこと無理よ。
ずっと品切れでよし。
