ある日の日曜日、私は休日出勤のため玄関を出ました。同居人はタバコを吸うため一緒に玄関を出ました。私は鍵を閉めました。
そのとき同居人の持ち物はタバコだけ。つまり、鍵もスマホも持っていなかったらしい。
タバコを吸い終わった後、部屋に入ろうとして閉め出されたことに気付き、ベランダ側にまわってみたり、窓の格子を外そうとしたり(コンビニでドライバーを借りた)、いろいろ試したが入れず、私の職場近くまで行ってもみたけど具体的な場所は知らず(知っててもセキュリティで入れない)、ベランダで寝たり、玄関前で寝たりしていたらしい。
勤務が終わって15時頃に帰ってきたら玄関前に石が置いてあり、マジックで「鍵を閉めてくれたおかげで部屋に入れません」と書かれていた。私はこの時初めて同居人が閉め出されていたことを知る。
部屋に入ると朝のままヒヤ〜とクーラーの冷風が。同居人のスマホ・財布・鍵を室内で発見し、連絡もできないので家事をして待つことに。
15分くらいで同居人が帰ってきて、ほぼ口もきかないほど怒っている様子。やっと話した言葉は「鍵をもう1本用意して郵便受けに入れとけ」。
すぐに合鍵を郵便受け(暗証番号式)に入れ、対策完了。だんだん機嫌が戻って「もうこの件については触れない」とお互い約束してカラオケへ。
ところが帰宅して玄関の鍵を開けようとしたら「鍵の開け閉めはこれからおれがするから。お前は鍵にさわるな」
え。
「今後同じようなことがあったらベランダの窓を割って入るからな」
ええ?
「いや対策したんやし、そんなことにはならんのに、なんでわざわざそれを言うのかまったく理解できないんやけど。窓割って困るのは自分も一緒やろ」
要するに、この時の同居人はまだ怒りが収まっていなくて、真夏の昼間に6時間閉め出されて苦しかった気持ちを分かってほしかったらしい。
それなのに私が内容を真に受けて怖がって、もう一緒に住めないと別れ話にまで発展したことが想定外過ぎて困惑したという。
「割ってみろやボケが」と、同じ(広島の?)ノリで返してほしかったらしい。
ここにきて改めてブログに書いたのは、このガラスを割る話に大阪のノリで返してみようと思ったから。
ではガネーシャからお願いします。
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「おもろないねん、ボケが」
でもまぁこの件はお前が悪いよ。鍵を閉める現場に同居人もいて、平等に気付くチャンスがあったとしてもよ。
これまで2〜3回は同じような状況で閉め出しそうになったことがある。そういうヒヤリハットの時点で「いつか本当に閉め出す」って予想して対策しとくべきやったで。
誰かと暮らすっていうのは、ある意味仕事なんやから。