なんかこれまでに無いような感覚で、ガネーシャの声でもないし、自分の声でもないし、そもそも言葉ですらない。
でもなぜか意味は分かって、日本語に訳すとしたら
「よく生き抜いてきたよねぇ」
自分に向かってきてるようにも感じるし、自分から他の誰かに向かってるようにも感じる。
何かすごい事をやったから褒められてるというのとも違う。
今まさに苦しんでたとしても、ひとつも成功と言えるような経験がなくても、全部まるっと肯定されているような、これ以上ない尊敬が込められているような、過去も未来も生きてても死んでても関係ないような、そういうエネルギーがあって、「これはなんですか?」ってガネーシャに聞くとかそういうレベルではないんだなって思う。
今まで、いろんなお手本になるような人を探して、見つかったら真似をして、だんだん違うなって思ってきたら勝手に文句を言って離れて、向上心のない人を心のどこかでバカにして、そういう自分の汚いところがバレるのが怖くて必死に取り繕って、嫌われないようにして、小さい人間だってことも認めたくなくて、他人の揚げ足をとったり責めたりしても、自分のせいではないと言い訳して、もう嫌だと思う時も、それすら気付いてない時もあった。
それが今
よく生き抜いてきたよねぇ
っていう出所のわからん感覚で、人生の全シーンが走馬灯のように流れても全然嫌じゃない。
やたら温かい気持ちでめちゃめちゃ涙出る。
なにこれもうすぐ死ぬんかな。