よくお前を拝むよな。

お金に関する感覚は個人差が大きくて、いろんな職業・年齢の男の人とお話ししていた時期は顕著にそれを感じました。

私は基本的に割り勘派で、プロフィールにも「奢っていただくのは素直に嬉しいですし、ぶっちゃけ好感度も上がりますけど、仕事モードになって緊張するので割り勘がいいです」という旨の文章を載せていました。

そしてそれに対する反応が様々でした。

・コミュ力さん 素直に割り勘。嬉しそう。「ありがとう!」と拝まれる。過去に「奢ってもらって当然」という態度の女性と会って嫌な思いをしたらしい。

・元警察官さん 「全然奢ってもいいし、何か買ってあげたりもしたいけど、気にするんやったら割り勘にしよか」「あ、でも最後ここは奢るよ。次会った時に返してくれたらいいから」。そういえばもう会っていないので返せていないことが発覚。

・経営コンサルさん 「出したいと思った人には出しますので」と奢っていただいた。

・商社営業さん 「小銭もってないので」と多めに出していただいた。「おつりありますよ」と返そうとしても「小銭持たない主義なので(にっこり)」。ひたすらさわやか。

・歯科技工士さん 私が「このへんにします?」と普通のカフェを提案したところ、事前に決めていたようでちょっと高級なティーハウス(段々になってるアフタヌーンティーがあるようなところ)に連れて行かれる。連れて来たからには出してくれるんだろうか?と会計を見ていたら自分の分だけ払って「どうぞ」とレジ前をあけてくれた。しっかり割り勘。「僕、女の人に会っても2回目のデートに進めたことがないんです」とおっしゃっていたが、(それはそうやろうね)と内心思った。お茶とケーキはとても美味しかった。

・建築関係さん 「奢ってもらったら仕事モードになるんやっけ? 働きぶりを見せてもらってもええけどな! わはは!」と関西のノリ。ご飯代を出していただいてデザート代を私が出した(気がする)。

・スポーツ選手さん 「勝敗で収入が決まるんです。大きい大会で優勝したら億レベルになることもあるし」というお話を聞いた直後に「割り勘で」と言うことができず。唯一(出してもらわなければ失礼にあたる!)と思った人。見たこと無いくらい大っきい車でいらっしゃった(スポーツ用品を乗せるために大きい)。この方の中心にあるのはお金ではなくて勝敗なんだなと思った。

・東京の教育関係さん 最初「東京は鰻が美味しいですよ」と5000円くらいする鰻を奢ってくれそうになったけど、私がビビって2000円前後の定食に落ち着く。「東京までの旅費がかかってるでしょうから」とナチュラルに出していただいた。会話の端々ににじみ出る成功者オーラ。ファーストクラスの機内食写真を見せていただいたり。今思うと別に鰻を食べてもその方にとっては大差なかったのかも。

ーーー

その時は別の目的があったけど、結果的にお前の世界が広がってよかった。

何も行動しなかったら、ずっと似たような業界の人としか話す機会がないやろうから。

それにしても、コミュ力さんはよくお前を拝むよな。

タイトルとURLをコピーしました