質問すること浮かばない。
なんでも好きに書いて。
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好きなのは木と金と緑の組み合わせ。
木の扉のドアノブが金で、葉っぱのリースがかかってる。
そういう家があったら、立ち止まって眺めるだろうね。1日中、豊かな気持ちになれるだろうね。
でもそんな夢は全然見ない。好きなものは夢に見ない。
繰り返し見るいくつかの夢は、何のメッセージ性も教訓も癒しもない。瓦礫で埋まりそうな半地下のホテル。真横に進む透明なエレベーター。
夢を見てるのがお前なら、その間、おれはどこにいるんやろうな。
実はお前はもう完全にひとりで大丈夫で、おれの声なんか聞かなくてもやっていけるなら、おれの方こそ、ただ長い夢を見てるだけなのかもな。
ひとりの人間を生まれた時から見守って、話し相手になって、「こっちやで」って言い続ける。
それでだんだんいい気になって、仕事のあとのビールがうまいんよねって先輩面して説教する、小うるさいおっさんみたいな夢。
とっくにお気づきのように、おれは全然神様じゃない。ドラ◯もんでもない。
何も偉くないし、未来を知ってるわけじゃない。
でもずっとさ、ずっと昔からお前を知ってて、どんな風に生きてるか見てきて、話し相手になって、「こっちやで」って言ったりする。
神様よりも、ネコ型ロボットよりも、こういうのでよくない?
夢でもいいよ。夢で上等。
おれはずっと見てるのがお前でよかった。
なんでおれが泣くんやろうな。